2014年10月27日月曜日

副作用が心配(反対論/慎重論について)

ノルレボの副作用


中用量ピルを用いた緊急避妊では、激しい吐き気を催すことが少なくありませんでした。
ノルレボでは約14%に悪心(気分の悪さ)の副作用が現れますが、
嘔吐はまずありません。
そのほか、頭痛・眠気・倦怠感などの副作用が現れることがありますが、
我慢できないほどではなく長く続くこともありません。
副作用は格段に低減されています。
「掲示板ミルク」をノルレボで検索した結果はこちらです。
激しい副作用は話題にもなっていません。


重篤な副作用


ピルによる重篤な副作用は血栓です。
ノルレボはミニピルと同じ成分なので、血栓症リスクを上げることはありません。
ノルレボタイプの緊急避妊薬が発売された当初、
子宮外妊娠の増加が問題となりました。
子宮外妊娠の経験があるなど子宮外妊娠のおきやすい女性が、
受精後のタイミングでノルレボを服用すると子宮外妊娠が生じやすくなるかもしれません。
その場合でも、緊急避妊せずに子宮外妊娠となるリスクよりも、
リスクは小さくなります。
(排卵前のより早いタイミングでの服用が望ましい)

副作用リスクの予測


ノルレボでは副作用リスクは大きなものではありませんし、
診察により事前に予測することはできません。
また、生じる副作用は妊娠による体調変化(つわりなど)よりはるかに小さいものです。
ノルレボを処方箋薬とする積極的理由はないというのが、
世界の医学界のコンセンサスです。

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