2015年7月29日水曜日

知っておきたいアフターピルの基礎情報

緊急避妊薬(アフターピル)があることを知らない人がいます。
緊急避妊についてのミニマムエッセンスを12項目にまとめました。
緊急避妊について知らない女性をなくしたい。

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①緊急避妊とは?


妊娠を望んでいないのに、無防備状態で性交渉がなされた時、妊娠確率を低下させるのが緊急避妊です。
無防備状態での性交渉には、コンドームが破損した、無避妊で性交渉してしまった、ピルを飲み忘れていた、レイプされたなどの場合があります。

②緊急避妊が必要か迷う時


「『安全日』だから多分大丈夫?」
「射精時にはコンドームをしていたから多分大丈夫?」
「膣内射精してないから多分大丈夫?」
いえ、大丈夫ではありません。
少しでも不安があるのなら、緊急避妊を選択すべきです。

③緊急避妊の方法は?


緊急避妊の方法には、薬を飲む方法と銅付きIUDを子宮内に挿入する方法があります。
通常は、薬を飲む方法で対応します。

④どのような薬を飲むの?


緊急避妊に使用される薬には、大きく分けて2種類あります。
1つはノルレボという緊急避妊薬を服用する方法です。
ノルレボではほとんど副作用はありません。
もう一つは、通常量より多い中用量ピルや低用量ピルを服用する方法です。
この方法では、吐き気などの副作用が出ることも少なくありません。

⑤どこに行く?


日本では緊急避妊薬は病院に行かなくては手に入りません。
産婦人科の病院にできるだけ早く行くようにします。
緊急避妊薬処方病院検索システムです。
この検索システムに掲載されていない病院でも処方していますから、近くの産婦人科に問い合わせてみます。

⑥できるだけ早く服用する!


緊急避妊薬は早く服用すればするほど妊娠確率を低くすることができます。
24時間服用が遅れる毎に、妊娠確率は約3倍高くなります。
無防備な性交渉から72時間以内で、できるだけ早く服用するようにします。
120時間以内なら、一定の効果が期待できます。

⑦副作用は?


中用量ピルや低用量ピルの4日~8日分を服用する方法では、
吐き気などの副作用が少なくありませんでした。
ノルレボにはエストロゲンが含まれていませんから、
多くの人は何の副作用も感じません。

⑧効果は確実?


緊急避妊薬は、妊娠を100%防ぐことはできません。
緊急避妊しない場合に妊娠する約8%の確率を約2%に低下させることができます。

⑨費用はどれくらい?


ノルレボにかかる費用は、約1万5000円が平均です。
中用量ピルや低用量ピルでの緊急避妊の費用は、ノルレボより低い金額ですがばらつきがあります。
どちらも、健康保険は使えません。

⑩服用後の避妊は?


緊急避妊薬は服用時より前の性交渉に対して有効ですが、
服用後の性交渉に対しては有効ではありません。
服用後にはコンドームなど通常の避妊が必要です。

⑪服用後の出血


服用後3週間以内に生理のような出血が見られれば、
妊娠は回避されています。
不安がある場合には、性交渉後3週間経ってから妊娠検査薬で検査します。

⑫性感染症検査


無防備な性交渉では妊娠リスクと同時に、性感染症リスクが生じています。
性感染症検査は3週間後に行います。


緊急避妊薬ノルレボの市販薬化の活動について、詳しく見てみるなら、バナーをクリック。

https://ec-otc.blogspot.com
 
 
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